当組合青年部では、伊香保温泉の新しいお土産として「手ぬぐい」を作りました!

デザインのテーマは、伊香保温泉街の成り立ちである「大屋制度」と「十二支」です!

もともと365段の石段を上がりきると「金運」がUPすると言われていますが、石段街に埋め込まれている自分の干支プレートの上で「手ぬぐい」を持って写真を撮ると、さらに運気がUPするかもしれませんよ!

1,500円(税込)

一部の旅館・商店で販売しております。

「大屋制度」と「十二支」ってなに?

江戸時代の伊香保には石段街の左右に「大屋」と呼ばれる12軒の温泉宿がありました。

1764年(享保3年)徳川九代家重の時代に12軒の大屋に十二支を名付け、1871年(明治4年)まで「子」の年には子の大屋が正名主、対極の午の大屋が副名主となって年番制で名主を務め、口留番所(伊香保関所)に役人として勤務もしていました。(十二支年番名主制度)

現在の石段街には、その大屋の屋敷跡にそれぞれの十二支プレートが埋め込まれているのです。

  • 木暮武太夫・聚遠館
  • 島田平左衛門・嘯雲楼
  • 永井喜右衛門・掃雲楼
  • 千明三右衛門・仁泉亭
  • 木暮八左衛門・楽山館
  • 岸権三郎・浴蘭楼
  • 大島甚左衛門・洗心楼
  • 後閑弥右衛門・後閑楼
  • 木暮金太夫・杷翠楼
  • 岸六左衛門・枕雲楼
  • 岸又左衛門・不明
  • 島田治左衛門・積流館

旅館手ぬぐい発祥の地!

伊香保温泉は「旅館手ぬぐい」発祥の地といわれていて、皆さまがお泊りになる旅館では1人に1枚フェイスタオルが用意されていますね。昔はこれが手ぬぐいでした。

この旅館の手ぬぐいをサービスとして最初に始めたのは伊香保。

鉄分の多い黄金の湯、何度もお風呂に入っていると手ぬぐいが茶色に染まっていきます。

当時、伊香保に行って来た証として、茶色に染まった手ぬぐいを持ち帰る事が一種のステータスだったそうですよ!

デザインと染め

デザインは、地元・群馬県高崎市を拠点に活躍しているManiackers Design(マニアッカーズデザイン)さん。

1998年Webサイトを公開し、オリジナルデザインフォントのフリーダウンロードを開始。グラフィック、 タイポグラフィ、アートディレクションを軸に幅広く活動されています。

Maniackers DesignのWebサイトはこちら

染めは、創業明治30年、高崎市内に工場を構える中村染工場さん。

工場では、「注染」と呼ばれる群馬県唯一の型染め技法によって手ぬぐい、暖簾、旗などを染めている。染料を薬缶に入れ、生地の上に作った防染糊の土手の中に注ぎ込む注染は、色合い、柄の輪郭のにじみや揺らぎが味わい深い特徴となります。

中村染工場のWebサイトはこちら